カジノ業界と慈善事業

なぜ億万長者たちが人道支援のためにお金を使わないのか、私は常に疑問を抱いてきました。もし私が億万長者だったら、持っているお金の一部を使って、世界中の貧しい人のための食料を調達したり、病気の人に治療を受けさせたり、家のない人に住居を提供したりしてあげるのに、などと度々考えます。間違いなく人道支援活動には定期的に参加するでしょう。

このような活動を行うのに、なぜカジノは理想的な場所なのでしょうか?世界中のプレイヤーが賭けに大金をつぎ込んでおり、カジノは常に莫大な利益を上げています。人道支援活動を主催するのは誰にとっても良いことです。プレイヤーからすれば失ったお金が必要な人々の元に届くわけですし、カジノはそうした活動によって称賛され、人気が高まります。

今回私は、多くの世界中のカジノが実践している、ある醜い行いについて語りたいと思います。1ドルも使わずに自分たちの慈善的な姿勢や親切心を自慢げに主張するカジノがあります。なぜそんな嘘がつけるのか疑問に思いませんか?確かにお金は寄付されていても、そのお金がカジノの経営者ではなく従業員たちから出ているということがあるのです。カジノが利他的な企業であるという建前を繕うために、多くの従業員たちが給料から一定額を差し引かれているのです。

カジノは大金を儲けているわけですから、国が経営者たちに一定割合を人道支援のために寄付するよう義務付けられれば最高です。運営を行うためにカジノは、政府から特別なライセンスを発行してもらう必要があります。人々の声には力があります。私たちが団結して政府を動かし、カジノの収益の一部を人道支援のために寄付するよう義務づけることができれば、それはより良い博愛の時代の始まりを示す出来事になるでしょう。

世界の多くの国々ではギャンブルが否定的なスティグマと結びついていますが、そうした地域の人々も潜在的な顧客です。私としては、ギャンブルが世界中で規制されるようになればと心から願っています。

博愛主義者として、私はギャンブル依存症になってしまった人々に恐怖を感じます。多くの人が大人は何でも好きなことをする権利があると言うでしょうが、それがルーレットに100万円をつぎ込むということなら、それこそが問題です。この点については、私たちはメンタルヘルスの問題を抱えている人を助けるべきではないのかと言いたいのです。

社会の一員として、私たちにはお互いを信頼する必要があります。カジノが、お金を全て失わずに済む楽しい場所になった時、ようやくカジノは完全に規制されたと言えると私は思います。話が脱線しすぎる前に、今回のテーマに戻りましょう。カジノが恒久的に収益の一部を人道支援に寄付することで顧客を獲得しようとすることを私は歓迎します。

これを読んでいるカジノ経営者の方がいたら、児童支援団体、災害援助や人道支援のNGO、自然保護NGO、平和および人権NGO、医療研究チャリティー、病気および障害支援チャリティー、スカラーシップおよび金融支援サービス、学生支援、保護者および教師支援、学校改革、公共放送およびメディア、博物館、アートギャラリーなどにぜひ寄付を行ってください。

これらは、人道支援における様々な方法の一部に過ぎません。そして、もし今後恒久的に収益の一部を人道支援に寄付するカジノが登場したなら、私たちは、そうしたカジノだけを利用するようにしましょう。